安心して暮らす方法と対策とは

ここまで見てきて、公務員も退職金だけで老後の生活費を賄うのは難しいということが分かってきました。

では、老後を安心して暮らすためにはどんな方法があり、どのように対策をしたら良いのでしょうか。

自分で働いて得られる毎月の給与や退職金も大事ですが、お金を働かせることで資産を増やす方法を考えてみましょう。

つまり、人的資本と金融資本で老後の資金を作るということです。自分ひとりで頑張るより、はるかに早く、楽にゴールにたどり着くことが出来るはずです。

健康に注意してできる限り長く働き、あとはいかにお金に働いてもらうか、どのように運用をするかが大事なポイントです。

以前に比べると運用は取り組みやすくなっています。ネット証券の普及もその1つです。誰でも気軽に投資を始めることができる様になりました。

国が整えた税制優遇制度を活用するのもよいでしょう。つみたてニーサやイデコがそれに該当します。

投資や運用と聞くとあまり良いイメージを持たれていない方もいらっしゃるかと思います。

しかし、米国や欧州では、運用や投資は老後資金を作るスタンダードな方法です。

実際、日本の家計に占める株・投資信託の割合は約12%ですが、アメリカでは約45%に上ります。日本の約4倍です。

これを機会に、まだ投資をされていない方はぜひ投資について考えてみることをおすすめします。