大学生の就職したい職業ランキングで毎年上位にランクインするのが公務員です。

安定した職業だけに毎年不動の人気ぶりです。

景気に左右されない安定したイメージのある公務員ですが、退職金はいくらもらえるのでしょうか。

私はこれまで10年以上、お客様の資産運用に関わってきました。そこで今回は、公務員の退職金について見ていきたいと思います。

公務員の退職金、平均支給額はいくらか

まずは、内閣官房内閣人事局公表の資料「退職手当の支給状況(令和元年分)」をもとに、国家公務員の退職手当平均支給額を職種別に見てみましょう。

常勤職員

  • 定年:2090万6000円
  • 応募認定:2588万1000円
  • 自己都合:316万1000円
  • その他:201万6000円

うち行政職俸給表(-)適用者

  • 定年:2140万8000円
  • 応募認定:2278万円
  • 自己都合:362万7000円
  • その他:265万8000円

自己都合とその他という特殊な退職事由を除けば、国家公務員は退職金として2000万円以上を支給されていると言えそうです。