また、もう一つ驚いたのは、小学校の学童について。長男の時代は学童に入っている子の方が少ないものでした。しかし次男の時代には、学童に入る子の方が多いという状況。周囲のママ友も「学童に入らないほうが珍しいくらいだね」と驚いていました。

このように、ほんの5年の間に子育てをめぐる環境が大きく変化したことを実感しています。

育児法も価値観も変わっていくもの

実は5年前と大きく違うのはこれだけではありません。たとえば抱き癖がつくというのは迷信で、たっぷり抱っこしていいと言われたり、予防接種の種類や期間が変わったり、離乳食のベビーフードもかなり利用しやすくなりました。

親になれば「母親だから」と我慢することも増えますが、一方でこれまでの価値観がガラッと変わるものも少なくありません。昔のやり方が正しいと思っている人から子育てのやり方を批判されることもあるでしょうが、それを過度に気にするのは避けたいところ。

育児法や子育てをめぐる価値観は変化するものだということを念頭に、自分に合った育児や生活を模索していきたいものですね。

参考資料

「共同参画」2020年9月号(内閣府・男女共同参画局)

西谷 都