それでも、学校や園の行事に参加すると、時代の変化が目に見えて分かります。たとえば園の平日の行事。長男のときは平日の園の行事は、母親が出席するのは当たり前でした。父親は来ていても1~2人で、誰も来ないことも少なくありません。
平日の園行事に参加する父親が増えたのにビックリ
しかし先月、久しぶりに幼稚園の行事に参加したところ、なんとクラスの3分の1の父親が平日の行事に参加していたのです。父親だけの家庭もあれば、夫婦で参加している家庭もあり、熱心にビデオを回してわが子の様子を撮影していました。
コロナ禍でテレワークが推奨されたことで父親の参加率が上がったとも考えましたが、地方に住む筆者の周囲では決してテレワークが進んでいるとは言えません。周囲に話を聞くとテレワークは珍しく、基本的に以前と変わらず出社が多いようです。
もちろん、行事に参加したというだけで育児をしているとは言えないでしょう。「育児する父親」という表現も、本来はおかしな話です。ただ一世代前の人からは、「男が平日の行事に参加するのは恥ずかしい」という意見を聞いたこともあります。