「ゆとり世代」に明確な定義があるわけではないのですが、一般的に「1987年から2004年生まれ」までを「ゆとり世代」と呼ぶようです。

「ゆとり世代」と言っても、何歳の時にゆとり教育が導入されたかによって、「ゆとり第一世代」、「スーパーゆとり世代」、「ハイパーゆとり世代」など、様々なゆとり世代があるようです。

そんなゆとり世代ですが、第一世代の人は今年で34歳。

会社で役職を与えられる人が出てきてもおかしくない年頃ですし、結婚して家庭を築いている人も多いかもしれませんね。

私は大学卒業後、信用金庫での勤務経験があり、FPの資格を持つファイナンシャルアドバイザーとして、多くの方のファイナンシャルプラニングに関わってきました。

今回は、ゆとり世代と呼ばれている20代、30代前半の人へ「イデコ」と「つみたてニーサ」の活用法について見ていきたいと思います。

「イデコ」とは何か

最近、イデコやニーサという言葉をよく耳にするようになりました。これらはどちらも長期の資産形成をするための税制優遇制度です。

まずはイデコから見ていきましょう。

イデコ(iDeCo)とは、個人型確定拠出年金を指します。これは私的年金制度、すなわち加入が任意の年金制度となります。