「年金だけでは不安・・・」
冒頭でもお話したように、公的年金はリタイヤ後の生活を支えるたいせつな柱です。とはいえ、コロナ禍ではたらく現役世代のみなさんの中にとっては、年金だけが頼りの老後はあまりにも心もとない、なんて感じる場面も多いかと思います。
公的年金の支給額は、年度ごとに見直しされます。実は、2021年(令和3年)度は、賃金の低下の影響を受け、4年ぶりのマイナス改定となり、前年度と比較して0.1%程度、減る見通しとなっています。
ほんのわずかな額ではあっても「減る」というワードは、若い世代の年金不安に直結しそうなイメージがありますね。
長期化するコロナ禍。老後のお金の不安を少しでも軽くする方法の一つは、やはり若いうちから長期的な「お金の計画」を立てておくことといえそうです。
低金利が続くこのご時世。お金をただ漠然と「預ける」だけではなく、「育てる」「増やす」という発想を持ち始めてもよい時期かもしれません。
そう、それが「資産運用」です。
投資信託や保険など、数ある金融商品の中からご自身に合うものを探すことは、投資ビギナーさんにはちょっとハードルが高いかもしれません。
そんな場合は、資産運用のプロのアドバイスを受けみることも一つの手です。ご自身とご家族のニーズに合わせた、オーダーメイドのマネープランと巡り会うきっかけになるかもしれません。
参考資料
- 日本年金機構「年金額の改定ルールの見直し(令和3年4月~)」
- 厚生労働省年金局「令和元年度厚生年金保険・国民年金事業の概況(令和2年12月)」