NG行動の具体例
では、どのような言動がテレハラに該当するのでしょうか。以下にNG行動の具体例を紹介するので、当てはまるものがないか確認してみてください。
- 勤務時間中は常にWebカメラで監視
- 過度な報告義務
- 即時のレスポンスを要求
- 必要以上のWeb会議を設定して拘束する
- 業務時間外の度重なるメールや電話
- メールやチャットなどでの暴言
- サボっていると決めつける
- Web会議に特定のメンバーを呼ばない
- Webの接続環境やスキル不足を責め立てる
- オンライン飲み会への参加を強制
- 在宅だからと残業代を支払わない
上記に挙げた例は、テレワークでのパワハラに該当するものです。コミュニケーション不足を埋めようと必要以上に部下を管理しようとしてしまい、大きな負担をかけている例は珍しくありません。状況を把握することは大切ですが、結果的に相手の生産性を著しく低下させ、業務が滞る可能性もあります。
またテレワークではオンとオフの切り替えが難しくなることで、うまく線引きができない人もいます。土日や業務時間外にも「つながりやすくなった」ことで、頻繁に連絡を取ったり返信を要求したり、まして仕事を依頼したりすることは明らかなパワハラです。
そのほか、
- Web会議で部屋を見せてと要求する
- 二人きりのWeb会議やチャットを強要する
- メイクや部屋着について指摘する
- 自宅の場所を聞き出そうとする
こういった例はテレワークでのセクハラにあたります。Web会議などで相手の部屋が映ると悪気なく触れることもありますが、不快な思いをさせないよう同様に注意が必要です。