さいごに
退職金の額については大学・大学院卒という学歴メリットがあるといえますが、退職の理由による支給額には違いがあり、現在の退職金制度がのちに制度改正される可能性も考えられます。
学歴が高いから安泰ともいえない、という認識を持っておくべきだといえるでしょう。
まずはおつとめ先の退職金に関する制度を早めに把握しておくとともに、長い老後を見据えたマネープランニングが必要だといえます。
終身雇用制度は崩れつつあります。
とはいえ、収入アップを目指す転職・独立についても、「退職金制度」や「生涯収入」といった観点から俯瞰し、ほんとうに有利となるかどうかを検討していきたいものです。
この記事をお読みいただいている方の中には、30代、40代のはたらきざかりの若い世代の方もいらっしゃるでしょう。
今や「人生100年時代」
長い老後を見据えたマネープランニングのために、「お金を貯めて、育てる意識」を、できるだけ若い頃から持っておくことをオススメします。
投資信託や保険商品など、「資産運用」の方法って色々ありすぎて迷ってしまう・・・。
そんなお悩みをお持ちの方は、一度「お金のプロ」のアドバイスを受けてみるのもオススメです。あなたにぴったりの「お金の育て方」を見つけるきっかけになるかもしれません。
参考資料
- ※1 文部科学省「令和2年度学校基本調査(確定値)の公表について」(令和2年12月25日発表)
- ※2 日本学生支援機構「平成30年度学生生活調査」
- ※3 厚生労働省「平成30年就労条件総合調査 結果の概況」結果の概要「退職給付(一時金・年金)制度」
- ※4 コトバンク「ナビゲート ビジネス基本用語集」
- ※5 東京都産業労働局「中小企業の賃金・退職金事情(令和2年版)」
- ※6 金融庁 金融審議会「市場ワーキング・グループ」報告書