貯蓄額よりも健康寿命の方が重要

30代後半での結婚・出産が珍しくない現在、50代になっても「まだまだ教育費などがかかる。この先も貯蓄は難しい」という方も多いのではないでしょうか。
そのような方は焦って無理な投資などに手を出さず、「健康寿命を伸ばすこと」を目指した方が良いかもしれません。

元気であれば働き続けることができる

健康でありさえすれすれば、定年を迎える65歳以降も働き続け、貯金を取り崩さず生活していくことができるでしょう。

幸い2021年4月、改正された高年齢者雇用安定法が施行され、企業には70歳までの就業機会確保が努力義務として課せられます。

またスキルさえあればランサーズやクラウドワークスといったアウトソーシングサービスでギグワーカー(単発や短期の仕事をする人)として収入を得ることも可能となるのです。

医療費、介護費の負担は大きい

先ほど紹介したとおり、介護状態になると平均で年間100万円弱の支出が生活費に加算されます。

平均的な10年間の介護生活で約1,000万円、有料老人ホームへの入居を考えているのであれば、更に数千万円の費用が必要となってしまうのです。

亡くなるまで一生健康であり続ける、ということは実際にはなかなか難しいものがありますが、それでも極力健康寿命を伸ばすことによって、医療費や介護費を最小限に抑えることはできます。

貯蓄に励みつつ、健康増進にも気を配ってみてはいかがでしょうか。