特殊詐欺別の手口・特徴

ここからは、さまざまな詐欺の手口や特徴についてみていきましょう。

オレオレ詐欺

親族(息子や孫)などを名乗り、「車で事故を起こした」「会社でトラブルを起こしたから、お金が必要だ」などと電話をかけてきて、現金を騙し取る(脅し取る)手口です。

指定口座への振り込みを要求する、友人・同僚・先輩などがお金を取りに行く、などと言葉巧みにお金を騙し取られてしまうため、注意が必要です。

キャッシュカード詐欺盗(窃盗)

警察官や銀行員などを名乗り、「キャッシュカードが不正利用されているので、使えないようにしましょう」などと言い、隙をみて、キャッシュカードをすり替える・盗み取る手口です。

警察の制服を着ていたり、きちんとしたスーツなどを着ていたりすることもあるため、見た目に騙され信用してしまうことがあります。

架空料金請求詐欺

有料サイトや消費料金などについて、「未払いの料金があるので、今日中に払ってください」などと、メールやハガキが送られてきます。

「払わなければ訴える」などと、脅し文句が書かれていることもあるため、恐怖を感じ、騙し取られてしまう人も多いようです。

還付金詐欺

医療費や税金・保険料などについて、「還付金(払い戻し)があるため、手続きしてください」などと言い、被害者をATMに誘導し、言葉巧みに犯人の口座に送金させる手口です。

「お金が戻ってくる」という、被害者にとってプラスな内容での詐欺なため、気が緩んでしまいますが、そもそも、ATMでは還付金を受け取ることはできませんので、覚えておきましょう。