つみたてニーサをフル活用するための工夫とは
本章からは、つみたてニーサをフル活用するための工夫についてご紹介したいと思います。
先述のとおり、つみたてニーサは「長期・積立・分散投資」を支援するための制度です。
そのため、つみたてニーサの非課税メリットを活用するためにも、20年間いっぱい積立運用を継続させることが最大のポイントです。
日本証券業協会が2020年10月に発表された「個人投資家の証券投資に関する意識調査【インターネット調査】」では、投資信託の推計の平均保有期間は4年11か月でした。
特に20代~30代は「3年未満」が最も多いという結果になっています。
実際に積立投資を始めても、お金の入用などがあって解約してしまう人が意外と多いかもしれません。
長期で積み立てることで、資産は「複利」効果で増えることが期待できます。長期運用により、リスクが軽減する効果も期待できます。
つまり、20年、30年、40年と長く運用すればするほど、リターンもリスクも安定し運用益も得やすくなるのです。
運用益が多ければ税金もたくさん支払わないといけません。しかし、ニーサを活用すれば課税されないのですから、こんなに嬉しいことはないですよね。
つみたてニーサで非課税メリットを味わいたい人は、期間いっぱい運用することをおすすめします。