筆者の場合も、以前契約していた自動車保険の保険料は年間で約70,000円でした。数年前に保険会社を変更して、ほぼ同じ補償内容の保険契約をしたところ、年間の保険料は約36,000円。自動車税が年間34,500円かかるので、保険の見直しによって浮いたお金で自動車税をカバーできるようになった形です。

このように、保険会社や補償内容の見直しで保険料を下げることは可能です。一方で補償の一部を妥協にすることになる場合もあります。補償の見直しをする場合には、金額と内容のバランスを見極めることも大切だということには注意が必要です。

車選びは「安全性」と「手頃な価格」を重視

また、コロナ禍で車選びの際に重視するポイントが変化してます。「あなたが車に求めるものは何ですか」という設問への回答をコロナ前とコロナ後で比較すると、「ステータス」や「デザイン」などの見た目を重視していた割合が減少し、「安全性」や「手頃な価格」というより実用性を重視する割合が増加しています。

出所:「自動車と自動車保険に関するアンケート」(SBI損保)

おわりに

なかなか収束することない新型コロナウイルスの影響で、できる限り生活費を抑えたいと考える人は少なくないでしょう。交通の便がいい都市部と異なり、地方や郊外ではマイカーは生活必需品ですから持たない選択はできません。車の買い替えには相応の費用がかりますから、まずは加入されている自動車保険の見直しをしてみてはいかがでしょうか。

参考資料

中野 令子