テスラやEtsyがS&P500の新規組入銘柄になったことが複数メディアでニュースとして報じられ、S&P500にさらなる注目が集まっています。テスラの株価・業績の分析を入口として、S&P500新規組み入れ銘柄を紐解きました。

テスラの株価・業績の伸びが圧倒的

テスラは2003年にイーロン・マスク氏が創業し、電気自動車を中心に製造・販売をしています。特に「Model3」は自動運転も可能です。

テスラの株価は2020年に入って以来、急激な伸びを見せています。2020年8月28日には1→5株の株式分割を実施し、2020年12月30日時点の終値は分割時点よりも高い株価(694.78ドル)となっています。

このような株価の伸び方をする銘柄は非常に限られていますが、決算はどのようになっているのでしょうか。

テスラの2020年の決算書を見ていきましょう。

2016年→2020年の比較

  • 総収入(Total revenues):70億ドル→315億3600万ドル
  • 営業損失(Loss from operations)・営業利益(income from oprations):22億6700万ドル→万ドルの営業損失→19億9400万ドルの営業利益

と、売上規模は直近5年間で5倍となり、営業損失を縮小できています。

更に、直近の決算期営業黒字に転換しており、決算面でも非常に好調です。日本でも注目が集まるのも頷けます。