第1号被保険者の職業は?

第1号被保険者の就業状態は以下の通りです。

  • 自営業主:16.5%
  • 家族従業員:7.2%
  • 常用雇用:8.9%
  • パート・アルバイト・臨時:31.4%
  • 無職:34.2%
  • 不詳:1.9%

「無職」と「パート・アルバイト・臨時」が多いですが、「自営業主」とそこで働く「家族従業員」を合わせると約23%になり、こちらも大きな割合を占めています。

このうち、「無職」の人が年代別にどれくらいいるのかを見ていきましょう。

  • 20~24歳:45.0%
  • 25~29歳:37.5%
  • 30~34歳:33.1%
  • 35~39歳:30.0%
  • 40~44歳:27.3%
  • 45~49歳:27.0%
  • 50~54歳:27.3%
  • 55~59歳:35.3%

20~24歳は学生が多く、無職の割合が多いのは納得できますね。年代が上がるに連れて無職の割合は下がりますが、定年に近付いた最後の年代では増えています。続いて「パート・アルバイト・臨時」の年代別割合も見てみましょう。

  • 20~24歳:43.6%
  • 25~29歳:36.0%
  • 30~34歳:32.0%
  • 35~39歳:25.2%
  • 40~44歳:26.9%
  • 45~49歳:25.5%
  • 50~54歳:24.6%
  • 55~59歳:25.6%

こちらも20~24歳では大きな割合を占めているものの、その後少しずつ減っていきます。

就業状態別の納付状況は?

第1号被保険者の就業状態の中でもっとも多かったのは「無職」の人でした。彼らは基本的には収入がないと考えられますが、納付状況はどうなっているのでしょうか。

  • 完納者:31.1%
  • 一部納付者:7.0%
  • 申請全額免除者:20.6%
  • 学生納付特例者:17.7%
  • 納付猶予者:5.8%
  • 1号期間滞納者:17.9%

全体の就業状況と比べて完納者は約4割から約3割に落ちていますが、「無職」でも3割の人は期間中の保険金をすべて納付していることになります。1号期間滞納者は少し減っていますね。