「老後資金2000万円」の盲点。要介護ならプラスいくら必要か

DepotVisual/shutterstock.com

金融庁のレポートで、公的年金だけでは老後資金が2000万円不足する件が話題となりました。ただし、これは健康に天寿をまっとうできた場合のお話です。

実際にはほとんどの方が何かしらの介護状態になったあと寿命を迎えることになるため、更に+αの介護費用が必要となってきます。

では介護の自己負担金、介護リフォーム、有料老人ホームの入居費用などといった「介護にかかるお金」と老後生活費を合わせた金額はいくら必要なのでしょうか。またその金額を準備するにはどうしたら良いのでしょうか。

続きを読む

今回は平均的な介護期間から介護関係で必要となる金額をまとめ、その金額をどう準備するかという方法をご紹介いたします。

平均寿命-健康寿命≒平均介護期間

まずは介護状態になっている平均的な期間を計算してみましょう。

これは平均寿命から、介護状態にない自立した生活を送ることができる期間(=健康寿命)を引くことで算出できます。

(健康寿命の最新データが2016年のため、平均寿命も2016年のものを使用しています)

拡大する

※厚生労働省健康局健康課「現在の健康づくりの取組と今後の施策について」のデータをもとに、筆者が作成

男性と女性で差がありますが、平均しておおよそ「10年程度は介護状態になる」ことが分かります。

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
執筆者
杉浦 直樹
  • 杉浦 直樹
  • アフィリエイテッドファイナンシャルプランナー(AFP)/JSA認定ソムリエ/元歌舞伎役者

元歌舞伎役者・ファイナンシャル プランナー・ソムリエという異色の経歴を持つ。大学卒業後、広告代理店制作部のコピーライターとして職に就くも一転、人間国宝四世中村雀右衛門に入門。15年間歌舞伎座・国立劇場などの舞台に立つ。役者時代の芸名は、大谷友三郎(おおたにともざぶろう)・中村京子郎(なかむらきょうしろう)。プジョーシトロエンジャポン入社後、シトロエン新車販売で日本一のセールス成績を3回おさめる。のちソニー生命保険株式会社にスカウトされ入社。AFP・住宅ローンアドバイザーの資格を取得、家計コンサルティングをしながら生命保険・損害保険を販売。その後JSA認定ソムリエの資格を取得。ソムリエ兼支配人として、東京広尾のブルゴーニュとシャンパーニュの古酒専門フレンチレストラン「レヴェレンス」を運営(~2018年)。