老後は年金だけで大丈夫か

ここまで厚生年金と国民年金の受給額を確認してきました。

国民年金を受給予定の人、厚生年金でも受給額が少ない人は、いま働けるうちに自助努力でお金を貯めておく必要があります。

副業をして収入を上げたり、節約して貯金をがんばるなど、自助努力も様々です。

もちろんこれらも重要ですが、超低金利下では、資産運用を行なうことで、お金の増えるスピードをあげておくことも大切です。

資産運用は短期的に大きなお金を投資してリターンを狙うものではありません。

長期運用、分散投資、毎月の積み立て投資が資産運用の成功のポイントです。

国は「貯蓄から投資へ」の流れを作るべく税制優遇制度を用意しており、「イデコ」や「つみたてニーサ」がこれにあたります。

通常、運用益等に対して20.315%の税金が課税されますが、所定の期間中、イデコやつみたてニーサを活用して得た運用益は課税されることはありません。

イデコやつみたてニーサの活用も大事ですが、資産運用では、どんな金融商品を選んで投資するかは非常に重要です。

ただなんとなく始めてしまったり、商品のメリットしか理解していなかったり、勧められたから始めたという理由からでは、なかなか自信をもって長く続けることは出来ません。

運用初心者の方はぜひお金のプロを活用していただくことをおすすめします。

お金のプロといっても様々です。商品ばかりを勧めてくるアドバイザーではなく、目的や希望、家計の状況など話をきちんと聞いてくれる人がおすすめです。

今はオンライン上でマネーセミナーに参加出来たり、家計に関する無料相談会も多く開催されています。まずは数社比較してみて、自分に合いそうなところを見つけてみてください。