人間とは得てして、「当たり前の日常」や「あって当然、いて当然」のものや人に対してのありがたみを、ついつい忘れてしまうもの。
しかし、このコロナ禍のいわば「非日常的」な日々は、今まで「いて当然」だった家族の大切さに気付かせてくれた…ある意味では「いい機会」となっているのかもしれませんね。
夫の行動の変化が仲の良さに大きく影響?
さて、もう少し具体的に「コロナ禍の家族関係、どう変わったか?」を知るため、個別にリサーチしてみました。
「夫が生後3カ月の娘の子育てを積極的に手伝ってくれるようになりました。リモートワークで子育ての大変さを目の当たりにして、『想像より過酷だった』とビックリしていました。今では寝かしつけやお風呂を担当してくれたり、私が手が離せないときは食事を作ってくれたりします」(27歳/女性)
「夫と子供が一緒に過ごす時間が増えました。今まで子供が眠ってからの帰宅だった夫ですが、週に3回在宅勤務になったので、子供と一緒にご飯を食べて、その後テレビゲームをして…とコミュニケーションを楽しんでいます。小学生の息子の宿題も見てあげるなど、我が家にとっては嬉しい変化です」(43歳/女性)
実は前述した調査結果では、在宅ワーク等、夫の働き方に変化があった、と答えた人のうち、31.7%が「夫の家事・育児の役割が増・やや増」と回答しています。
もしかしたら、今までももっと家事や育児に参加したかったけど、なかなか時間が許さなかった…という男性も多いのかもしれませんね。
また、こんな意見も。
「話をよくするようになりました。今まで夫は外でたくさんおしゃべりをして、家ではしゃべり疲れて…というパターンが多かったのですが、今は話し相手が私ぐらいしかいないから(笑)」(65歳/女性)
「共働きの僕たちは、夫婦そろって在宅勤務に。せっかく一緒にいる時間が増えたんだから、と夫婦共同の作業が増えました。昼食を一緒に作ったり、早起きしてジョギングしたり。前よりも仲良くなったんじゃないかな」(35歳/男性)
夫婦間のコミュニケーションの時間が増えた結果、夫婦の仲が良くなった…という人も多いよう。