ストレスで険悪な仲になる家族も…

一方、こんな意見もチラホラ…。

「何も変わりません。夫はテレワーク中は書斎にこもりっきりだし、そこまで会話が増えたわけでもないし」(50歳/女性)

「在宅ワークになったけど、正直居心地が悪いですね。リビングを占領して仕事をしているから、妻の視線が痛い…」(28歳/男性)

「ずっと一緒にいると、もう顔を見るのも嫌になります。ますます会話が減りました。夫が定年退職したらどうしよう…と今から気分が沈みます」(43歳/女性)

「子供の大学がリモート授業になったので、一人暮らしのアパートから戻ってきたのですが、深夜まで友達とテレビ電話してるし、昼まで寝てるし…でイライラ。『出ていけ!』の言葉をぐっと飲みこむ毎日です」(54歳/女性)

どうやら、家族円満…とはいかない人も中にはいるようです。いつ終わるともしれないこのライフスタイル、このままでは家族仲が取り返しのつかないことになるのでは…?

まとめ

家族と共に過ごす時間が増えたことで、家族の絆がより深まったという人と、ますます険悪になったという人。両者の違いはどこにあるのでしょうか?

「親しき仲にも礼儀あり」とはよく言ったもので、一緒に過ごすからこそ、お互いの想いや考え、そして生活スタイルを尊重すること。それが家族というコミュニティを円滑に運営するために必要なことだと思います。

「こんな状況だから仕方ない」ではなく、「こんな状況だからこそ、家族で気持ちよく過ごすために自分が何をすべきか?」を考えてみるのもいいかもしれません。

参考資料

新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」内閣府

大中 千景