資産運用の基礎知識:その1

投資と投機の違いを理解しておく

投資とは、中長期的な資産運用をすることだったり、株や投資信託にお金を預けて利益を得ていくイメージがあります。

一方、投機は短期間で金融商品の売買を繰り返しながら利益を得ていく、なんとなくギャンブル性が強いイメージがありますよね。

どちらも間違っているとは言えないのですが、残念なのは、投資信託や株を購入することを投機と考えている方がいらっしゃることです。

投資と投機の違いは、自分でリスクをコントロールできるか否かの違いです。

投資は自分でリスクをコントロールすることができます。正しい知識を持って、お金を投じる商品選びを間違えなければ、成果は格段に出やすくなります。

自分でリスクコントロールができないような商品にお金を投じることは、投機と理解すべきでしょう。一か八かの世界になりますから、ギャンブル性も必然的に高まることになります。

資産運用は投資です。投機ではありません。

何よりも、リスクはコントロールできるものであることを覚えておくことが大事です。

資産運用の基礎知識:その2

複利の効果を知る

資産運用をする上で欠かせないのが「複利」の効果です。単利と複利の違いを見てみましょう。

  • 複利・・・預けた元金から発生した利息をそのまま元本に加えて計算する利息の計算方法
  • 単利・・・元本にのみ利息がついていく利息の計算方法

仮に100万円を持っていたとして、実際に計算してみます。

年率3%で20年間運用した場合

  • 複利:約180万円(千単位切り捨て)
  • 単利:160万円

年率3%で30年間運用した場合

  • 複利:約242万円(千単位切り捨て)
  • 単利:190万円

20年と30年で比較すると、お金の増え方が増しているのがおわかりになると思います。これが複利です。
上記の例ではたった3%ですが、時間をかけることで資産は倍以上になっていくのがおわかりいただけるでしょう。

元本が大きくなれば、さらにお金は大きく増えます。

この複利効果を享受するには長期間預け入れることが必要です。できれば、20年以上預け入れることがポイントになります。