定年前50代、老後資金を増やす4つの節約術

Aleksei Morozov/iStock

株式会社東京商工リサーチによると、2020年に早期・希望退職募集を開示した上場企業は93社にのぼり、2009年のリーマン・ショックに次ぐ高水準となりました。

2019年が35社だったので、2.6倍に急増したことになります。言うまでもなく、新型コロナウイルスの感染拡大が大きく影響しています。

業種ではアパレル・繊維製品が最多で、自動車関連、電気機器も増加しました。2021年も判明しているだけで、すでに22社が早期・希望退職の募集を実施しています。

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いつか自分の身にも降りかかるかもしれない・・・と、不安に思っている人も多いことかと思います。

私は大学卒業後、信用金庫での勤務経験があり、FPの資格を持つファイナンシャルアドバイザーとして多くの方のファイナンシャルプランニングに関わってきました。

そこで今回は、定年前の50代の人が、老後資金を増やすために何をすべきか、4つの節約術について見ていきたいと思います。

老後資金を増やす節約術その1:住宅ローンの見直し

老後生活のことを考えると、今のうちに少しでも多く貯蓄に回したいと考えるものです。しかし、いざ節約をしようと思っても、どこから手を付けたらいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

家計の見直しをする際、まずは毎月の固定費の中で支出の多い順から見直しをしましょう。金額が多い方が見直し効果が期待できるためです。

例えば、皆さんは毎月住宅ローンをいくら払っているでしょうか。

国土交通省住宅局発表の「令和元年度住宅市場動向調査報告書(令和2年3月)によると、住宅ローンがある世帯の年間返済額は、注文住宅で年間123万2千円(月10万3千円程度)、分譲マンションで131.6万円(月11万円程度)となっています。

住宅ローン完済まで10年以上あり、残債が1000万円以上で金利が1%を超えているという人は、住宅ローンの借り換えを検討する余地があるかもしれません。

近年の住宅ローンは低金利で推移しています。

住宅ローンの借り換えはおすすめですが、住宅ローン手数料や抵当権設定費用や登記費用などの手数料がかかりますので、トータルの諸費用も含めて借り換えにメリットがあるかどうかは、慎重に判断する必要があります。

借り換えによって毎月の住宅ローン返済負担が1万円以上軽くなる人もいます。一度、金融機関にシミュレーションをしてもらうのもオススメです。

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執筆者
谷口 裕梨

同志社大学卒。大学卒業後、京都中央信用金庫で投資信託や生命保険などを活用した資産運用アドバイス、相続相談、融資、為替業務などに従事。その後は福知山市役所で主に中小企業支援などに携わる。現在はこれまでの金融商品の知識を生かし、個人向け資産運用のサポート業務を行う。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などを保有。