まずは長期投資のコアをもつこと
少額取引で株式投資が民衆化されるの好ましいことです。しかし、上手く運用しなければ意味がありません。数字に踊らされ短期的な投機を繰り返すことよりも、少額ならば安定したファンドに長期的に積み立てて行くことが資産形成に有効だと多くの専門家は勧めています。
米ラジオキャストで個人ファイナンスに関する消費者アドバイスの専門家として人気のクラーク・ハワード氏は、端株だろうが単元株だろうが、個別株投資を始める前に、まずは先にインデックスファンド投資で長期的なコアの形成を始めた方がいいと話します(※4)。
今後ますます少額取引用の金融商品やアプリが増えそうです。アメリカのロビンフッドのようなゲーム感覚で顧客を刺激するアプリや、手数料が曖昧なファンドなどには注意が必要です。少額であろうが、始める前には銘柄の理解や慎重な判断が長期的な差を生むのではないでしょうか。
参考資料
- (※1)日本総研「コロナ禍で盛り上がるオンライン投資の定着に向けて ~若年層を「投資から資産形成へ」導く施策を考える~」
- (※2)美紀 ブライト「ベテラン投資家もビックリ!米株式市場をにぎわす「ミレニアルズ投資家」の予想外な行動」LIMO
- (※3)THE WALL STREET JOURNAL 『「テスラ株1ドル分下さい」端株取引の一長一短』
- (※4)Clark “4 Things to Know Before You Buy Fractional Shares”
美紀 ブライト