しかし、ニトリの場合は2016年に販売されていた製品も対象となっており、期間・品目および、消費者に与える影響も最も大きいものです。
ニトリも今回の件が発覚して以降、
- 20/12/18:第一報掲出
- 20/12/22:第二報掲出
- 20/12/26:「お詫びと自主回収のお知らせ」掲出
- 20/12/28:「珪藻土製品の見分け方フローチャート」公表
と、迅速に対応を進めていました。
リコールによるニトリの株価への影響は?
では、今回の件は株価にどのような影響があったのでしょうか。
6か月間の株価推移を確認してみると、本件発覚時以降の2020年12月18日以降の株価も大きく下がっておらず、今回の件では、結果として株価には特に影響がなかったともいえます。
- 2020/12/17終値:21,870.0円
- 2020/12/18終値:21,995.0円
- 2021/1/12終値:22,270.0円
リコールは一定程度発生しうるもので、発覚した段階で隠さず迅速に公表し、回収・返金対応する方が重要であることが、ここからはうかがえます。