2020年12月にニトリで販売していた珪藻土製品の一部に、有害物質として使用が禁止されているアスベスト(石綿)が混入されていたことが判明し、自主回収となりました。
今回、なぜこのようなことが起きてしまったのか、公開情報をもとに振り返っていきます。
珪藻土商品のリコールの経緯
リコールについては、消費者庁の「リコール情報公開サイト」が身近で確かな情報源となります。
このサイトで「珪藻土」で検索をすると、7件ヒットしました(2021年1月19日現在)。
このうち、アスベスト混入によるリコールは5件あります。掲載日が古いものから順に並べると、
2020年11月
- 堀木工所「CARACOバスマット(LARGE、SLIM、COMPACT) 、コースター」
2020年12月
- サントリースピリッツ「樽オーク 鏡板コースター(珪藻土プレート付)」(2018年4月~2020年11月に販売)
- カインズ「珪藻土商品(17品目) 」(2018年5月~2020年12月に販売)
- ニトリ「珪藻土コースター、珪藻土バスマット」(2016年~2020年に販売)
2021年1月
- 不二貿易「珪藻土バスマット」(2020年7月~12月に販売)
- 不二貿易「珪藻土バスマット、水切りマット」(2020年4月~販売)
上記の通りとなり、複数社の珪藻土製品にアスベストが混入していたことになります。