4. 毎月コンスタントに貯まる仕組みを構築する

絶対にやっておかなければならないのは、毎月コンスタントに貯められるしくみを構築しておくことです。すでに準備できているのならいいですが、これを機に一度見直してみるのもいいでしょう。

最初にお伝えした老後のシミュレーションで貯めるべき金額が見えてきたら、毎月貯めなければならないお金を逆算することができるはずです。そうして目標額を設定し、財形貯蓄やiDeCo、NISA、つみたてNISAなどを積極的に活用して、節税しながら老後資金を貯めていきましょう。

先述した毎月給与天引きされる財形貯蓄やiDeCoの口座引き落としを活用すれば、給料が手元にくる前に自動でお金を貯める仕組みが作れます。

40代からの時間を無駄にしない

老後資金を貯めることは簡単なことではありません。そのうえ、少子高齢化の影響もあって、私たちが想定している年金額をフルに受け取れないかもしれません。

ただ、40代でも、定年退職までは20年近くあるわけですから、その時間を有効に使わない手はありません。老後資金準備の手始めに、まずは自分の老後のシミュレーションをしてみましょう。

大塚 ちえ