また、非課税という観点でいえば、会社員なら財形貯蓄制度も活用したい制度の一つです。給与天引きで貯まりやすいうえに、非課税のメリットを享受できます。会社に制度があるけれど、まだ使っていないという人はぜひ活用を考えてみてください。
3. 教育資金などの大きな出費を整理する
40代になると、子どもがいる人は教育資金にかなり多くのお金を使っていることと思います。人によっては親の介護にお金がかかっていたり、自身の病気やケガで出費があったり、もしくはマイホームのローン返済に手を焼いているかもしれません。
そうした大きな出費を、いったん整理してみましょう。たとえばローンの返済は金利のことを考えてできるだけ早く返済するというのも大事ですが、一方で毎月コンスタントに投資に充てられる資金を確保したうえでローンの返済は急がず、長く付き合う覚悟を決めるという選択肢もあります。
どちらがおトクなのかは金利や残高にもよるので一概には言えませんが、自分にとって有利な方を選択できるよう情報を集めて検討してみてください。
教育資金については、子どものことを思うといくらでもお金を出してあげたいと思うことでしょう。ですが、ここを出しすぎてしまうと老後資金に影響が出ます。
子どもにお金をかけてあげたいと思うのは親として当然のことです。ただ、子どもが自分でお金のことを考えられるようになったら、進学やそのための塾通いなどの希望と費用についてきちんと話し合い、ある程度のところで折り合いをつけておくことが重要です。