「標準世帯」が着実に貯蓄を続けるために
先にお話ししたように、各家庭の貯蓄額は、少なからず景気変動の影響を受けると考えてよいでしょう。長期化するコロナ禍のあおりを受け、今後収入が減少していく可能性は否めません。
こうしたリスクに備えるために、安定して継続できる貯蓄方法を持つことはとてもたいせつです。サラリーマンであれば給与天引きや財形貯蓄で貯めていく、などの「強制力のある貯蓄」をぜひ活用したいところ。
さらに、毎月の支出額が適切であるか、家計の見直しは定期的に行いましょう。家計の中でも大きな割合を占める固定支出(住宅ローン、保険、通信費、光熱費など)を意識的に見直していくことは非常に有効です。
また、10年・20年先のライフイベントのための資金は、「NISA」「つみたてNISA」などを活用して準備していくことを検討してもよいかもしれませんね。