その他では、在宅テレワークの浸透等でスーツ需要が激減する中、「専門店の6割にあたる400店で売り場面積を最大5割減らす」との報道が流れた青山商事(8219)が+5%高へ急騰しました。需要減に対する施策を講じることが、とりあえずは評価された形です。
日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄
- ファーストリテイリング(9983)
- 中外製薬(4519)
- ダイキン工業(6367)
新型コロナウイルス感染の拡大や緊急事態宣言の再発出により、1月20日の夜から首都圏における鉄道各社の終電繰り上げが実施されますが、これを受けて、この日は鉄道輸送株がメタメタに売られました。
特に、私鉄株が大きく売られ、終値ベースで京浜急行鉄道(9006)が▲6%弱安、京王電鉄(9008)と小田急電鉄(9007)が概ね▲4%弱安となり、東武鉄道(9001)、東急(9005)、西武ホールディングス(9024)なども大幅安となりました。
さらに、まだ終電繰り上げを実施していない京阪地区の阪急阪神ホールディングス(9042)も連れ安で値を下げています。なお、東日本旅客鉄道(9020)などのJR株も軟調でしたが、下落は限定的でした。
また、ドラッグストア株への売りも続いており、この日もウエルシアホールディングス(3141)、サンドラッグ(9989)、クスリのアオキホールディングス(3549)などが大幅安となりました。
その他では、前日に2021年度の事業計画を公表したANAホールディングス(9202)が、国内線の大幅減少を懸念され、一時▲4%安に迫る大幅下落となったことが目を引きました。
新興市場(東証マザーズ)では、EC関連物色の流れに乗って上昇してきたメルカリ(4385)が手仕舞い売りで大幅続落となりました。
葛西 裕一