その他では、今週前半の寒波襲来を受ける形で電力株が買われ、とりわけ、東京電力ホールディングス(9501)が+8%弱の急騰で引けたことが目を引きました。

日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄

  • エムスリー(2413)
  • テルモ(4543)
  • KDDI(9433)

緊急事態宣言の再発出にもかかわらず人出が減っていないことを受け、ドラッグストア株への売りが続いており、この日もマツモトキヨシホールディングス(3088)、ウエルシアホールディングス(3141)、ココカラファイン(3098)などが大幅安となりました。

また、同じ小売り株では株価上昇が続いてきた西松屋チェーン(7545)、しまむら(8227)、エービーシー・マート(2670)なども利益確定売りに押されて下落しています。

その他では、医薬品株も全般的に冴えない値動きとなり、とりわけ、菅政権の目玉政策の1つである不妊治療補助強化で昨年夏から株価上昇となったあすか製薬(4514)が、材料出尽くしと政策内容への失望感から下落が続き、この日も大幅安となりました。なお、株価は12月上旬に付けた高値から約▲25%下落しています。

新興市場(東証マザーズ)では、EC関連物色の流れに乗って上昇してきたメルカリ(4385)が手仕舞い売りで一時▲8%安に迫る急落となりました。

葛西 裕一