個人レベルで「治療費が高い病気」

さて、厚生労働省の行っている「医療給付実態調査(2018年度)」では、1件あたりの診療費についても統計を出しています。

これは、その病気にかかった時に必要となる診療費の平均なので、個人レベルで考えるのには、ぴったりでしょう。

下記は、入院した場合にかかる1件あたりの診察費です。

1位:先天奇形,変形及び染色体異常・・・91万4894円
(例:口唇口蓋裂、ダウン症など)

2位:循環器系・・・89万9013円

3位:筋骨格系及び結合組織の疾患・・・71万5554円

4位:新生物<腫瘍>・・・70万9,808円

5位:神経系の疾患・・・50万6672円
(例:パーキンソン病、多発性硬化症など)

また、入院以外で見れば、新生物や周産期に発生した病態、後期高齢者医療では腎尿路生殖器系の疾患が高い値となっています。