学歴・勤続年数別にみる退職金の金額

制度の有無だけでなく、退職金の金額も気になるポイントです。そこで、日本経済団体連合会が2年ごとに実施している「退職金・年金に関する実態調査結果」（2018年9月度）をもとに、学歴別の標準者退職金（学校卒業後直ちに入社し、その後標準的に昇進・昇格した者を対象に算出）をみてみましょう。

〈大学卒（総合職）の勤続年数別退職金〉

  • 10年：307万9,000円
  • 20年：809万4,000円
  • 30年：1,629万8,000円
  • 38年：2,255万8,000円

〈高校卒（総合職）の勤続年数別退職金〉

  • 10年：191万7,000円
  • 20年：578万7,000円
  • 30年：1,222万円
  • 42年：2,037万7,000円

〈高校卒（生産・現業）の勤続年数別退職金〉

  • 10年：212万円
  • 20年：623万8,000円
  • 30年：1,208万6,000円
  • 42年：1,817万2,000円

こうみると、学歴や勤続年数によって大きく差がひらいている様子がうかがえます。そして、転職せずに定年まで働き続けた場合の退職金は、総合職なら平均2000万円以上、高校卒の生産・現業なら平均で約1800万円という結果に。ご自身が該当する項目をチェックし、金額の目安を掴んでおきましょう。