資産運用の商品選びと家電製品選びは似ている、と思うことがあります。
私は家電製品には詳しくないので、掃除機すら1人で満足に選ぶことができません。テレビの家電特集で披露される様々な機能も、使いこなす自信がないにもかかわらず、多機能でスタイリッシュなものを欲しがります。
最近は、ネットで買った方が安いですから、ネットを見ながら家電製品を探すのですが、結局は店頭に赴き、店員さんと一緒に選んだ商品に長期保証をつけてもらい、これで初めて安心します。
ネットで選ぶと、無限にでてくる商品と口コミにおぼれてしまい、結局決められないのです。
資産運用の商品選びも、ほぼ同じかもしれません。意外ですが、とても似ているのです。
資産運用の場合、FP(ファイナンシャルプランナー)だけでなく、最近ではIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)という専門家が注目されています。
私は大学卒業後、信用金庫での勤務経験があり、FPの資格を持つファイナンシャルアドバイザーとして、多くの方のファイナンシャルプラニングに関わってきました。
そこで今回は、FPとIFAの違いを比較しながら、どちらに相談すべきかについて、見ていきたいと思います。
FP(ファイナンシャルプランナー)とは、どのような専門家なのか
FP(ファイナンシャルプランナー)とは、経済的な側面から理想のライフプランを実現するため、資金計画を立て、実現に向けたサポートをしてくれる存在です。
例えば、子供の教育資金や老後の生活資金、住宅購入資金など、私たちには将来まとまったお金が必要になるイベントが、いくつも待ち構えています。
いつまでに、いくら必要で、どのように準備するべきかを1人で計画することは、とても難しい作業です。
ですから、資金計画をプランニングしてくれる専門家が必要となり、その専門家がFP(ファイナンシャルアドバイザー)なのです。
FPは金融、不動産、ライフプランニング、保険、税金、相続など幅広い知識を持っています。このような知識を活かし、私たちの理想のライフプランを叶えるため、アドバイスやサポートを行ないます。