牛丼「吉野家」の吉野家HD、2カ月連続で売上高が対前年同月比マイナス成長に(2020年12月)

注目小売店月次実績シリーズ

シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は牛丼チェーン店「吉野家」他を運営する吉野家HD(9861)の2020年12月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績

2021年1月に更新された吉野家HDの2020年12月既存店売上高は、対前年同月比88.8%。内訳は客数84.7%、客単価104.8%で、客単価のプラスで客数のマイナスをカバーできずにマイナス成長となりました。

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また全店売上高も90.4%。既存店・全店ともにマイナス成長となっています。

今期の既存店売上高の振り返り

では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は2月決算)。

前期の既存店売上高は特殊要因のあった2月を除き、11カ月全ての月でプラス成長となりました。今期はマイナス成長が3月から9月まで7カ月続きましたが、10月は対前年同月比100.4%となり今期初のプラス成長を達成しています。

しかし11月(93.4%)、12月(88.8%)となり、再びマイナス成長が続くことになりました。

一方で全店売上高は前期全ての月でプラス成長を達成。今期は3月と10月に対前年同月比100%以上となりましたが、概ね既存店同様の推移を見せています。

過去1年の株価動向

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社の株価は2020年1月の3,050円が天井となった後、2月後半以降の株式市場全体の下落もあり、3月には安値1,709円まで下落しました。その後5-6月に一旦2,500円台を回復したものの再び下落し、1,800-2,100円台のレンジが8月半ばから続きました。なお、直近は1,900円前後の小幅な値動きとなっています。

同社は新型コロナウイルス問題の影響を比較的抑えることができたものの、既存店売上高の対前年同月比プラス成長は10月のみです。今期の残り2カ月で再度プラス成長に戻すことができるのかが注目されます。

吉野家ホールディングスの過去1年の株価推移

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参考資料

吉野家月次推移(2020年度)(株式会社 吉野家ホールディングス)

LIMO編集部

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執筆者
LIMO編集部

LIMO編集部は、日本生命やフィデリティ投信で証券アナリストやポートフォリオマネージャーであった泉田良輔を中心に、金融機関勤務経験のある編集者やライター、ビジネスネットメディアやファッション誌、業界紙での編集・執筆経験のあるメンバーで運営をしています。沿革としては、LIMOの前身である投信1(トウシンワン)は、個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディアでの運営経験者等を中心に立ち上げました。Longineのサービスは2020年3月に終了となりましたが、Longine編集部のメンバーは引き続きLIMO編集部のメンバーとして在籍し、お金のプロとしてコンテンツ編集や情報を発信しています。LIMO編集部は、国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。