老後のお金について関心が高いものに、貯金、年金、退職金があります。
今回は年金について確認してみましょう。
私は大手証券会社、不動産投資会社等で10年以上個人のお客様の資産運用に関わってきました。その中で強く感じたのが、「年金が少なくなることはなんとなくわかるが、具体的にいくら貰えるのかわからない」といった人が非常に多いことです。
今回は最新の公開データをもとに、年金について詳しく解説していきたいと思います。
老後に受け取れる国民年金はいくらか
はじめに、国民年金の年金月額階級別老齢年金受給権者数で確認してみましょう。
- ~1万円 7万8940人
- 1万円~2万円 30万5498人
- 2万円~3万円 96万2046人
- 3万円~4万円 297万0367人
- 4万円~5万円 470万5988人
- 5万円~6万円 766万5866人
- 6万円~7万円 1448万1778人
- 7万円~ 182万1629人
国民年金は受給の上限額が決まっているため、所得によって大きなバラツキはあまりありません。
ただ、7万円前後が受給権者の多いボリュームゾーンのため、国民年金だけでは老後の生活は難しいことがわかります。