緊急事態宣言が出され、コロナ禍に経済的な不安を抱えている人も少なくないでしょう。コロナによる影響は長引くと考えると、少しでも節約してお金を貯めておきたいと思うもの。
ただ現実はというと、SMBCコンシューマーファイナンスが行った「20代・30代・40代の金銭感覚についての意識調査2020」によれば、「貯蓄ゼロ」は20代で19%、30代で20%、40代で23%。どの世代も約5人に1人は貯蓄がないという結果です。
かくいう筆者もとある事情で去年はゼロの状態から貯金を始めました。貯金はなく、収入も増えるわけでないけれど、毎日仕事に育児にと忙しい。その状態から貯金を始めるにはいくつかのポイントがあります。実際に貯金ができた方法を紹介します。
「これしかない」と決めれば甘えにも勝てる
貯金と考えると、まず初めに食費などの節約を考える人も多いでしょう。ですが、節約は上手くいくものもあれば、すぐに忘れてしまったり、その人の性格や好みによっては合わないことも。「今あるモノから徐々に減らしていく」節約が多いため、ある程度の努力が必要なのです。
日々の生活の中で、これまで当たり前にしてきたこと、買っていたもの、決まった頻度で買い替えていたものを減らす努力をするとなるとどうしても甘えが出ます。強い意志がなければ、その甘えに抗うことは難しいでしょう。
それよりも、最初に貯金額を引き、今月使える金額はこれだけと決めて生活します。毎月の貯金額は5千円でも1万円でも構わないので、少額でも貯金することが重要。あとは残りで「これしかない」と思って生活するのです。