新テスト直前。大学進学費用の「傾向と対策」

Abscent/shutterstock.com

いまだ終息の兆しすら見えないコロナ禍、今年も本格的な受験シーズンが始まりました。先日の政府の発表によると、今年度から始まる「大学入学共通テスト」は、緊急事態宣言後も、徹底した感染防止対策のもとで予定通り実施されることになっています(※)。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、仕事や健康面で大きな不安にさらされるこんにち。「お子さんの教育費」がどのくらいかかるのか、どう準備すればよいのか?について関心や不安を持っていらっしゃる方は多いはず。

続きを読む

そこで今回は、教育費の中でも特に保護者の負担が大きい「大学進学にかかるお金」について、最近の平均額や、資金準備のヒントを交えながら、お話していきます。

(※)NHK「緊急事態宣言 大学入学共通テスト実施 休校も求めず自治体判断」2020年1月4日

大学進学に必要な費用は、どのくらい?

さっそく、文部科学省「国公私立大学の授業料等の推移」「令和元年(2019年)度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果について」から、各学校にかかるお金についてみていきましょう。

国公立・私立、文系・理系、などで、その費用には幅があります。

国立大学に進学した場合

さいしょに、国立大学に進学した場合にかかるお金をみていきます。

■国立・医歯系学部以外(4年間在籍)

242万5,200円

 [「入学金」(初年度のみ納入:28万2,000円)と「授業料」(年額53万5,800円×4年分)]

■国立・医歯系学部(6年間在籍)

349万6,800円

 [「入学金」(初年度のみ納入:28万2,000円)と「授業料」(年額53万5,800円×6年分)]

公立大学に進学した場合

公立大学の学費は、「地域内入学者」と「地域外入学者」で費用が異なることがあります。下記は、すべて地域外からの入学者の平均額となります。

■公立・医歯系学部以外(4年間在籍)

254万7,327円

[「入学金」(初年度のみ納入:39万2,321円)と「授業料」(年額53万8,734円×4年分)]

■公立・医歯系学部(6年間在籍)

362万4,795円

[「入学金」(初年度のみ納入:39万2,321円)と「授業料」(年額53万8,734円×6年分)]

私立大学に進学した場合

次は、私立大学に進学した場合について、学部系統ごとにみていきましょう。

■私立大学文科系学部(文・人文学系、経済・経営・商学系、教育系、法・政治学系ほか)

400万5,542円

[「入学金」(初年度のみ納入:22万8,262円)と「授業料」(年額79万3,513円×4年分)と施設設備費(年額15万807円×4年分)]

■私立大学理科系学部(理・工学系、農・獣医・畜産学系ほか)

543万2,050円

[「入学金」(初年度のみ納入:25万5,566円)と「授業料」(年額111万6,880円×4年分)と施設設備費(年額17万7,241円×4年分)]

■私立大学医歯系学部(医学、薬学、歯学など)

2,345万4,853円

[「入学金」(初年度のみ納入:107万3,083円)と「授業料」(年額286万7,802円×6年分)と施設設備費(年額86万2,493円×6年分)]

■私立大学その他学部(家政、芸術、体育、保健など)

503万5,649円

[「入学金」(初年度のみ納入:25万6,521円)と「授業料」(年額95万9,899円×4年分)と施設設備費(年額23万4,883円×4年分)]

国公立・私立、文系学部・理系学部、などでだいぶ差があることがわかりますね。次では、「学費以外」に必要となるお金についてみていきます。

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
執筆者
LIMO編集部
  • LIMO編集部
  • 株式会社ナビゲータープラットフォーム

LIMO編集部は、日本生命やフィデリティ投信で証券アナリストやポートフォリオマネージャーであった泉田良輔を中心に、国内外大手金融機関勤務経験、ビジネスネットメディア運営経験者や大手ファッション誌や雑誌の元編集長、学習参考書などの書籍校閲・校正経験者、またWebマーケティングスペシャリストなどが編集や執筆作業を行い、運営をしています。沿革としては、LIMOの前身である投信1(トウシンワン)は個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディア運営経験者等を中心に立ち上げました。サブスクリプションモデルで一定の成功を収めていたLongineですが、グループ内で新サービスを展開ることとなり、多くの読者の声に惜しまれながらLongineのサービス自体は2020年3月に終了となりました。Longine編集部メンバーは引き続きLIMO編集部のメンバーとして在籍し、お金のプロとしてコンテンツ編集や情報を発信しています。LIMO編集部は、国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。