「働かずにお金が欲しい」と誰でも一度は思ったことがあるのではないでしょうか。「不労所得」はその夢を実現させるための方法です。不労所得だけで暮らしていくのは難しいかもしれませんが、少しでも収入が増えれば今より余裕のある暮らしを送れるようになるでしょう。不労所得を得られる仕組みを作れば会社を退職した後にもお金が入ってくるため、老後の生活に安心感が得られるメリットもあります。
今回は、不労所得を得るための代表的な方法を5つ紹介していきます。不労所得に興味がある人はぜひチェックしてみてください。
不労所得とは
まずは、不労所得とは何なのかについて確認しましょう。「不労所得」とは働かないで得る所得のことです。代表的なものとして、預貯金の利子、株の配当金、不動産の家賃収入や地代などが挙げられます。それに対し、働いて得る所得を「勤労所得」といいます。私たちが一般に「お金を稼ぐ」といわれてイメージする、会社員やアルバイトの給料などはこちらです。
不労所得は働かずに大きな収入を得られる可能性を秘めていますが、お金を得る仕組みを作るためには少なからず労力がかかります。例えば不動産で家賃収入を得るためには、不動産投資の勉強や資金の準備、物件選びの労力が必要です。また、購入した不動産に空き部屋ができてしまった場合、損失が出るリスクもあります。
「不労所得」は決して「必ず稼げる」ものではなく、リスクがあることを理解したうえで、自分にできそうなものがあればチャレンジしてみてください。
株式投資
株式投資で得られる利益には、値上がり益(キャピタルゲイン)と配当金(インカムゲイン)があります。このうち、配当金は株式を保有しているだけで得られる利益のため、不労所得として優れているといえるでしょう。ただし、配当金だけで十分な不労所得を得るためには、それなりの資金力が求められます。たとえば月1万円(年間12万円)の不労所得を得ようと思った場合、税引き後配当利回り3%の株ならば400万円もの資金を投入する必要があります。
また、企業の業績悪化に伴う、減配(配当金が減る)や無配(配当金がもらえない)のリスクにも注意が必要です。
投資信託
投資信託は投資家から集めた資金をもとにプロが運用し、得た利益を投資家に分配する金融商品です。自分で株式を選ぶ必要がなく、100円など少額から始められるものもあるため、投資初心者はまず投資信託からはじめることをおすすめします。少額でも分散投資を行えるためリスクは抑えられますが、元本が保証されないという点では株式投資と同様です。
不動産投資
不動産投資は、アパートやマンション、土地などの不動産を保有し、他者に貸し出して家賃収入を得る投資方法です。また、買ったときよりも高い値段で売却することによる、売却益を得る方法もあります。不動産投資をはじめるにはまとまった資金が必要ですが、銀行融資を活用することで持っている資金以上の物件を購入できます。入居者が居れば毎月一定の賃料を得られるため、複数の物件を管理する不動産オーナーになれば不労所得のみで暮らすことも夢ではありません。
ただし、入居者がなかなか見つからず空室が続き、維持管理のコストを差し引くと収支がマイナスになってしまうリスクも大きいです。安定して利益を得られる物件を選ぶためには、不動産投資の経験や知識などが求められます。
シェアビジネス
最近注目を集めているのが、シェアビジネスです。シェアビジネスとは手持ちのブランド品や車、空間などを貸し出すことで収入を得るビジネスのことです。空き部屋を貸したい人と宿泊場所を探す人をマッチングさせるウェブサイト『Airbnb』を使った民泊ビジネスは一時のブームとなりました。
既に持っている余剰資産を活用すれば初期費用がかからないため、不労所得を得る第一歩としてはじめやすいビジネスです。ただ、収入になるかはその資産の需要やタイミング次第で、安定した収入を期待するのは難しいかもしれません。
ブログ・YouTube
ブログや『YouTube』でお金を得る仕組みは、主に広告収入です。読者の役に立つブログやサイト、注目を集めるYouTube動画を作り、多くの集客を作れば収益につながります。不労所得といわれることが多いため紹介しますが、実際には定期的にブログや動画を更新したり、多くの人に見てもらえるコンテンツを作ったりするのには大変な努力が伴うため不労所得といえるかは微妙なところです。
しかし、実績ができ一度稼げるようになれば、過去に投稿したブログ記事や動画が資産となり、大きな利益が出るという魅力があります。株式投資や不動産投資をするほどの資金はないけれど、努力できる自信があるという人におすすめの方法です。
まとめ
最近ではパソコンやスマートフォンの普及により、不労所得を得るための方法も増えてきました。しかしその一方で、「簡単に稼げる」と煽り文句で高額なお金を要求される詐欺まがいの情報商材やコミュニティなどもあふれています。
不労所得を得るのは不可能なことではありませんが、必ずしも「楽に」「誰でも」「ノーリスク」で稼げるものではないということは理解しておきましょう。不労所得を得たい方は、今回紹介したものの中からできそうなものをピックアップして、まずは書籍で勉強したり、経験者から話を聞いてみたりすることをおすすめします。
参考
石黒 杏樹
