株式投資

株式投資で得られる利益には、値上がり益(キャピタルゲイン)と配当金(インカムゲイン)があります。このうち、配当金は株式を保有しているだけで得られる利益のため、不労所得として優れているといえるでしょう。ただし、配当金だけで十分な不労所得を得るためには、それなりの資金力が求められます。たとえば月1万円(年間12万円)の不労所得を得ようと思った場合、税引き後配当利回り3%の株ならば400万円もの資金を投入する必要があります。

また、企業の業績悪化に伴う、減配(配当金が減る)や無配(配当金がもらえない)のリスクにも注意が必要です。

投資信託

投資信託は投資家から集めた資金をもとにプロが運用し、得た利益を投資家に分配する金融商品です。自分で株式を選ぶ必要がなく、100円など少額から始められるものもあるため、投資初心者はまず投資信託からはじめることをおすすめします。少額でも分散投資を行えるためリスクは抑えられますが、元本が保証されないという点では株式投資と同様です。

不動産投資

不動産投資は、アパートやマンション、土地などの不動産を保有し、他者に貸し出して家賃収入を得る投資方法です。また、買ったときよりも高い値段で売却することによる、売却益を得る方法もあります。不動産投資をはじめるにはまとまった資金が必要ですが、銀行融資を活用することで持っている資金以上の物件を購入できます。入居者が居れば毎月一定の賃料を得られるため、複数の物件を管理する不動産オーナーになれば不労所得のみで暮らすことも夢ではありません。

ただし、入居者がなかなか見つからず空室が続き、維持管理のコストを差し引くと収支がマイナスになってしまうリスクも大きいです。安定して利益を得られる物件を選ぶためには、不動産投資の経験や知識などが求められます。