おわりに

貯蓄については、家計の見直しや支出の工夫、節税を意識した資金形成などの積み重ねが重要です。共働きで家計簿をつける時間がない、そもそも家計簿が苦手という場合は、家計簿アプリでレシートを撮影して集計する方法や、自宅のカレンダーに支出をメモする方法もあります。

また、投資や運用は、すぐに使う予定のない資金で取り組むことがルールですので少額から始めてもOK。「大きな貯金は無理」という方こそ、比較的、始めやすい方法だといえます。

各ご家庭に合ったスタイルで、節約・貯蓄・投資などを行いながら、将来に備えていきましょう。

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

【参考】
※1「平成30年分民間給与実態統計調査結果について」国税庁
※2「家計調査 二人以上の世帯-貯蓄・負債(年間収入階級別)」総務省統計局
※3 「日経平均 読む・知る・学ぶ」日本経済新聞社サイト
家計の金融行動に関する世論調査(令和元年)」金融広報中央委員会

LIMO編集部