宝くじのかけ金を運用したらどれくらい増えるのか
続いて、宝くじのかけ金の分を資産運用するとどれくらい増えるのかを見ていきたいと思います。
今回はつみたてニーサを例に検証してみたいと思います。
つみたてニーサは、投資信託で運用した利益が20年間非課税となる制度です。そのため、運用は投資信託の成績によるため必ず増えるという確証はありません。その点では当たるかどうかわからない宝くじと同じと思う人もいるかと思いますが、しかし、資産運用は必ずしもギャンブルではありません。
資産運用は、成長資産に長期間かけて分散積立投資をすることで、リスクを分散することが期待できます。そのため、最初に銘柄をしっかりと選定することができたら、あとは毎月コツコツつみたてることでしっかりとした資産形成をする力強い味方となってくれます。
例えば、つみたてニーサを活用して年間2万6650円を12ヵ月に分散し、毎月2200円ずつ投資信託につみたてたらどうなるでしょうか。
20年間つみたてた金額は52万8000円となり、それに対して年平均3%で運用されたと仮定すると、20年後の受け取り金額は72万2264円となり、差額の19万4264円が運用益として期待ができます。
確かに投資信託で運用をすると信託財産に対して信託報酬というコストがかかりますが、最近ではこのコストが低く設定されている商品もたくさんありますので、宝くじを買ったつもりでつみたてニーサで運用すると、20年間で20万円程度の運用益が期待できると言えるでしょう。
20年間で20万円も当選する気がしないという人は、宝くじに当てていたお小遣いで資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。