新年、2021年がスタートしました。あけましておめでとうございます。

子供のときにはもらうのが楽しみだったお年玉ですが、社会人になって年齢を重ねると今度はあげる側になり子供が羨ましくなることがあります。

さて、このお年玉、今年はコロナ渦で帰省しないという方もいらっしゃるため例年よりは少なめになるかもしれませんが、お年玉といっても集まれば結構な金額となります。お子様が幼少期には子供に代わって親が管理するという方も多いのではないでしょうか。

子供が大きくなるまで大切に貯金しておくというご家庭が大半だと思いますが、教育費の負担は家計を少なからず圧迫している現状もあります。

今回はFP(ファイナンシャル・プランニング技能士)の視点から、お年玉の有効活用方法をご紹介します。

子育て費用、教育費はいくらかかるか

子育て世帯にとって、お子様の教育費がいくらかかるのかを予想出来れば、逆算して計画をたてることが出来ます。

ここでは一般的な教育費としていくらが必要になるかをみていきましょう。

文部科学省「平成30年度子供の学習費調査の結果について」によると幼稚園3歳から高等学校第3学年までの15年間の学習費総額は下記のようになっています。

  • 公立幼稚園:64万9088円
  • 公立小学校:192万6809円
  • 公立中学校:146万2113円
  • 公立高等学校:137万2072円
  • 私立幼稚園:158万4777円
  • 私立小学校:959万2145円
  • 私立中学校:421万7172円
  • 私立高等学校:290万4230円

全て公立の場合もあれば私立だけの場合もあり、または混合という場合もありますので、目安としていただければと思いますが、公立と私立の費用の差は大きくなっています。