出かける前に目的が決まっている場合は、予算程度のお金だけを財布に入れるようにし、余分なお金はできるだけ持ち歩かないようにしてみましょう。気を付けてはいても、財布に多めの現金が入っているとつい気持ちが大きくなり、予定外の買い物や合間のカフェタイムなどにつながってしまいがちです。

財布に必要以上の現金が入っていない状況を創り出すことで、「わざわざATMにお金を下ろしに行くのも面倒だな」という気持ちを上手に利用しましょう。

② ネットショッピングに自分なりのルールを設定する

2つ目は、自分なりのルールを決めてネットショッピングを利用することです。

総務省統計局の「家計消費状況調査」によると、2020年10月の1世帯(二人以上世帯)当たりのネットショッピングへの平均支出額は、月1万7,876円でした。大都市ほど支出額が高い傾向にあるので地域差があるものの、2019年10月には月1万2,967円でしたので、1年間で37.9%※も増えたことになります(※名目増減率)。

このように、多くの人が利用する機会が増えているネットショッピングですが、何よりの魅力は「手軽さ」ではないでしょうか。しかし、この手軽さゆえに、つい財布の紐を緩めて買いすぎてしまった…と後悔したことがある人は少なくないはずです。

料金の支払いも、事前に登録したクレジットカード情報や電子マネーから簡単に行えるので、便利さに気を許して浪費につながっている恐れがあります。