その他では、医薬品株もほぼ全面安の中で、中外製薬(4519)と小林製薬(4967)が買われましたが、いずれも上昇は限定的でした。
日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄
- ソフトバンクグループ(9984)
- 東京エレクトロン(8035)
- エムスリー(2413)
前日に開催された厚労省の専門部会において、「アビガン」が新型コロナウイルス感染症の治療薬として承認されずに継続審議となったこと受け、富士フイルムホールディングス(4901)が一時▲6%強安へ急落し、終値も▲6%弱安となりました。
また、ソフトバンク(9434)が新しい料金プランを発表、これを受けて価格優位性の低下が懸念された楽天(4755)が▲3%安に迫る大幅下落となっています。
その他では、株価上昇が続いたソニー(6758)が急反落し、日立製作所(6501)、富士通(6702)、NEC(6701)など主力ハイテク株も総じて大きく値を下げたことが目を引きました。
なお、Go To トラベルの一時停止が明ける来年1月12日以降の方向性が全く示されないこと等から、東海旅客鉄道(9022)などJR株や、ANAホールディングス(9202)など空運株は軒並み大幅続落となっています。
葛西 裕一