2021年が始まりました。新年おめでとうございます。今年の目標は決まりましたか?

気持ち新たに迎える新年ですから、今年こそは!と考える方も多くいらっしゃると思います。

振り返ると2019年には老後2000万問題が話題となり、老後資金について大きな関心を集めました。そしてつづくコロナショックにより、お金への関心、特に資産運用が老若男女問わず高まっているようです。

私はFP(ファイナンシャル・プラニング技能士)の資格を持つファイナンシャルアドバイザーとして、数々のマネーセミナーで登壇し、多くのお金の悩みを持つお客様と向き合ってきました。私自身、フリーランス経験が長く、自分が好きなことに専念するためには、お金の問題を理解し、解決していかなければならないことを十分理解しています。

今回は老後のお金に注目し、年金以外の老後資金対策についてFPの視点でご紹介します。

老後、年金頼みの割合は

厚生労働省が令和2年7月に公表した「国民生活基礎調査」によると、「公的年金・恩給の総所得に占める割合が100%の世帯」は 48.4%となっており、約半数は年金頼みの老後生活となっていることが分かります。

一方で2019年には老後2000万円問題が世間を騒がせ、老後は年金収入の他に約2000万円が足りなくなるといった内容で、年金だけでは生活出来ないことも浮き彫りとなりました。

老後に向けて自助努力でお金を増やさなければならないが、預貯金だけでは増えないということは誰もが感じていることです。

では老後資金はいつからどのような方法で増やしていけば良いでしょうか。