初心者におすすめの資産運用法

それでは、複利を使って資産運用を始めたいという方におすすめの方法をご紹介します。

1.投資信託

国の制度であるイデコやニーサ、つみたてニーサの普及により聞いたことがあるという方も増えていると思います。
投資信託とは 、簡単にいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金として、運用の専門家が株式や債券などに分散して投資・運用をする」金融商品です。

これまで投資というフレーズにはリスキーなイメージもあったかもしれませんが、コロナショック以降意識が代わり、若い年代の購入者も増えています。

もちろんリスクがないわけではありませんが、米国株式や新興国を含む世界株式といった成長する市場を対象にした投資信託を選ぶ事で運用成果を期待できる金融商品です。

投資信託のメリットは、少額から始められる事と個人では買えない銘柄や資産に投資ができる事です。

デメリットは元本割れのリスクがあることや手数料がかかることですが、20年以上の投資期間を取る事で複利の本領が発揮されてきますので長期で保有することを念頭に置いて選ぶのが良いでしょう。

2.変額保険

保険商品にも運用に重点を置いた商品があります。

通常、保険商品は債券で運用されているのですが、運用に投資信託を用いた商品で死亡保障や介護保障がついた保険金タイプのものと、個人年金タイプのものがあります。

ちなみにニーサは英国のISA制度をモデルとしており、日本(Nippon)版ISAという事でNISAという名前がついているのですが、金融大国英国で加入されている保険の約4割がこの変額保険です。

運用と保障の両方の側面があり、死亡保障が必要な方や介護が心配な方はこのような商品に入っておけば別で加入している掛け捨ての保障を減額することもできます。

ちなみに、通常の投資信託で運用した場合、運用益に対して20.315%の課税がされますが、介護保険金は非課税で受け取る事ができます。

3.外貨建て金融商品

外貨で運用する最大のメリットは日本より高い金利が得られることなのですが、先進国(特に欧州)の金利は日本と同程度の水準で各国が低金利に苦しんでいる状態ではあります。

コロナショック以降は米国の中央銀行にあたるFRBもゼロ金利政策等の金融緩和策を維持する方針で、日本で販売される外貨建て金融商品の料率改定が入ったりもしましたが、それでも預貯金に比べれば高い利率のものもあります。

仮に2%の運用だとしても、普通預金の2000倍の金利となっています。
今日本で出来る外貨建金融商品には 外貨預金や外貨建て保険などがあります。