その結果、出産した翌日に病院にお見舞いに来てくれた以降は、本当に産後ひと月を過ぎるまで会いませんでした。しかし、産後に一度「玄関に置いておく、家から出てこなくていいから」と親せきや近所の人からもらった食材を車で1時間の距離にある筆者宅にお裾分けしに来てくれたり、「こんなことしかできないけど」と、子どものために毎月筆者宅に絵本が届くサブスクサービスを契約してくれたことも。

筆者の場合は義父だったこともあるかもしれませんが、産後に手や口を出すサポートよりも物や金銭面でのサポートをしてくれた心遣いにはとても感謝しました。そのためか、子どもが生まれて2年以上が経った今でも、ほどよい距離感で良い関係が維持できています。

実両親と違い、義両親には面と向かってこちらの希望や思いを伝えることが難しいのが現実。夫に仲介してもらっても、なかなかうまくこちらの気持ちが伝わらないこともあります。しかし産後の恨みは一生モノで、その後の関係性にも大きく影響してしまいます。

自分自身が嫌な思いをしないためにも、産後のサポートについて「あまり干渉してもらいたくない」と伝えることは大事になことではないでしょうか。

富士 みやこ