12月1日、神奈川県川崎市で生後15日の長男を殺害したとしてその母親が殺害容疑で逮捕されました。報道によると容疑者の母親は「育児に悩んでいた」という供述をしており、逮捕時に夫は不在、義母が泊まりに来ていたそうです。

ニュースが報道されるとネット上には「退院して1週間ほどの生後15日って、本当に一番辛い時期」「睡眠不足で冷静な思考もできなくなる」といった声が上がる中、「義母はなんで泊まりにきたんだろう」「義母が育児を手伝っていたとしても逆に気を遣って疲れるよ」という意見もありました。

この事件における真相はわかりませんが、実際に産後直後における義両親とのコミュニケーションに悩むケースは少なくありません。実際の体験談をご紹介します。

母親への気遣いよりも自分たちがただ赤ちゃんに会いたいだけの義両親

実母を数年前になくした筆者の友人A。実父は健在ではあるものの、世代的に家事育児にまったく関わってこなかったため、里帰り出産で産後のお世話や新生児の育児をお願いするのは無理があると考えました。そのため、実家へ里帰りはせずに出産。

旦那さんが育休を取らなかったこともありますが、臨月になると「まだ産まれないの?」とメールを送ってくるなどお節介気味な義両親のサポートをあまり受けたくなかったA。地域の産後支援ヘルパーやシッターを予約するなど、義両親に頼らなくてもいい状態を事前に作っていました。

また、旦那さんにも「頻繁に病院や家に来ないように伝えて。もし来るとしても直前連絡の訪問や産後すぐはやめてほしい」と念を押していたそう。