住宅ローン返済への不安、最も多かったのは?
住宅を購入する場合には住宅ローンを組む人が多くなりますが、返済に不安を感じることもあるでしょう。その理由としてもっと多かったのは「病気やケガによる収入減」で63.7%、「急な出費の発生」が39.1%、「リストラや配置転換などの収入減」が38.0%、「失業」が29.6%、「勤め先の倒産」が24.6%となりました。特に「失業」と「倒産」が2019年よりそれぞれ5.1ポイント、10.6ポイント増えています。COVID-19が仕事にも影響を及ぼしていると考えられます。
住宅購入後に後悔していることトップ5
マイホームを持ちたいという夢がある中で、住宅購入はとても喜ばしいことです。でも実際に購入してみると後悔してしまうこともあるようです。どんなことを後悔しているのかというと
- 団信(団体信用生命保険)の特約をつければよかった(39.5%)
- もっと多くの住宅ローンを比較すればよかった(12.1%)
- 金融知識をつけておけばよかった(10.5%)
- 立地をもっと検討すればよかった(5.4%)
- 耐震性を調べればよかった(5.0%)
団信は、住宅ローンを借りた人に万一のことがあった場合、残りのローンの全額を保険で弁済する保障制度です。ローンを借りた人は家庭の大黒柱であることが多いのでしょう。もしものことを考えると、返済に不安を感じてしまうことがうかがえます。
住宅購入まとめ
COVID-19の影響もあり住宅購入の意欲は低下しているものの、購入を検討する機会は少なくないようです。実際に購入したときに後悔しないように保証制度を検討したり、住宅ローンや立地、住宅の耐震性の調査などをしっかり行っていきましょう。
参考資料
- 「第2回 生活価値観・住まいに関する意識調査」カーディフ生命保険㈱
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象: 20-59歳の男女
調査エリア:全国
有効回答数:2,084名(男性 1,053名、女性 1,031名)
※住宅購入経験者に対する設問は、前回比較のためブーストサンプル(20-59歳男女と2020年1月以降の住宅購入者221名)を加えて分析
調査実施日:2020年10月16日~20日
調査会社:㈱インテージ
川崎 さちえ