「四十にして惑わず」とはいいますが・・・。
若い頃には、「自分が「不惑」の年齢を超えたころには、精神的にも落ち着き、人付き合いで悩むことも減るだろう…」と想像しているかもしれませんね。しかし、現実には、いくつになっても人間関係の悩みは尽きないもの。
今回は、40代での妊娠をきっかけに、「もう思い出したくないくらい、ヤバい」ママ友トラブルを体験したというAさんにお話をうかがうことができました。
上の子の幼稚園で仲良くなった3人
数年前のことです。当時44歳のAさんは年長、年中の男の子2人のママ。Aさんには、Bさん、Cさんという2人のママ友がいました。BさんとCさんはともに41歳。Bさんは小学生の女の子と年長の男の子2人ママ、Cさんは年長の男の子のひとりっ子ママでした。
アラフォーかつ同じクラスの男子ママどうし、という共通項があることから親しかったBさん・Cさんに、あとからAさんが加わって、3人グループになったそうです。
「子ども達がある程度手が離れたら、ママ達だけで旅行に行かない?」、なんて話も出るほど、良好な関係を築いていたといいます。
そんな絶妙なバランスが崩れ始めたのは、Cさんの妊娠がきっかけでした。
ある日、妊娠が発覚
Cさんが「実は…」と話を切り出したのは、いつも通りみんなで集まっていた時でした。なんと、お腹に赤ちゃんがいるというのです。実はCさん、2人目妊娠を目指して不妊治療に通っていたそうで、40歳をこえてそろそろ諦めよう…と思っていた矢先の待望の妊娠だったといいます。
安定期に入り、家族以外にはAさんとBさんに知らせたかったと言うCさんの笑顔は、本当に幸せ色に染まって、周囲に幸せをお裾分けしてくれているよう。AさんもBさんも自分のことのように喜び、心からCさんに「おめでとう」を言いました。
その1週間ほど後のこと。Aさんは、自分の身体に異変を感じます。「もしや…」と思った時点で薬局に向かい、購入した妊娠検査薬を使ったところ、でたのは見事な『陽性』マーク。Aさんにとっては、まさかの44歳での妊娠発覚でした。
Aさんは安定期に入るのを待って、妊娠の事実をBさんとCさんに報告。2人の「おめでとう!」という言葉に、Aさんは「Cさんの子と同級生になるね。40代ママ同士、これからも仲良くしようね。」と返したといいます。しかし、それ以降、Bさんの態度が一変してしまいました。