原因は「執着心」?

Bさんとは顔を合わせづらく、またAさん自身の出産もあったことから、その後は3人で集まることはありませんでした。当時、Aさんのお腹にいた子は、現在幼稚園児になり、来年は小学校入学を控えています。Aさんはふりかえります。

「当時は、Bさんが何をしたいのか全然わからなくて、とても悩みました。でも、今は何となく理解しています。実はBさん、上の子のママ友は全然いなくて、Cさんがようやくできた唯一無二のママ友だったみたいなんです。だからCさんに対する執着心がハンパなかったらしく…。

3人組でいる時は、年齢のこともあって、いつも私がちょっとお姉さんという立ち位置。Cさんとの精神的な距離は自分のほうが近いと安心していたんでしょうね。でも、Cさんと同時期に私が妊娠したことで、私とCさんの共通点が増えてしまった。そこで、Cさんをとられてしまうとでも思ったのでしょう。

その証拠に、Bさん、Cさんの下の子と同学年の子が生まれるように妊活までしていたらしいですよ。Bさんの妊活の結果ですか?風の噂では、無事妊娠、出産したようです。早生まれながらも、ギリギリうちとCさんの子と同学年ということみたいですね。

結局Cさんはこの一件がきっかけでBさんと距離を置くようになり、私と一緒に上の子たちが通った幼稚園子供を通わせています。一方のBさんは、末っ子を隣の市にある地元のセレブ達が集まると言われている私立幼稚園に入園させたとのこと。今は、私たちとは、直接の接点はなくなりました」

さいごに

「現在は、Cさんも含め、つかず離れず、そつなくママ友付き合いをこなすようにしています。多少の寂しさも感じますが、またあんな騒動に巻き込まれたくはありませんから。」とAさん。

「ただ、3人とも小学校は一緒になるんですよ。人づてに聞いた話では、セレブ園のほうでもなにかとお騒がせなことをしているみたいで。小学校ではママ友付き合いは比較的薄くなるとはいえ、またBさんがいると思うと本当に憂鬱…。なにもされなければいいんですが。」

いくつになっても、人間関係って難しいですね。

犬養 のぞみ