今年は#STAYHOMEなどの影響もあり、キャンパー人口が加速度的に拡大中。12月からは気温もガクッと下がるので、いま初の冬キャンプに挑むためにアウターを探しているという人も多いのでは? それでもって何ならタウンユースとも兼用できると良いな…と思っているのでは!? ということで、今回から冬キャンプ&タウンユース兼用のアウターを紹介する短期連載がスタート。

vol.1は渋谷のセレクトショップ ZABOU TOKYOで見つけた〈クレセントダウンワークス〉のクラシコパーカー。スタッフ・大井さんにおすすめポイントやコーディネートのコツも聞いてきました!

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\教えてくれたショップスタッフ/

  大井勇人さん
(ZABOU TOKYO)

いつもおだやかな関西弁で出迎えてくれるZABOU TOKYOの若頭。最後にキャンプに行ったのは学生時代とのこと。


シアトル生まれのザ・アメカジなダウンジャケット

Crescent Down Works ¥95,700(税込)/ ZABOU TOKYO


ー“アメカジでダウン”といえば〈クレセントダウンワークス〉のイメージです。もちろん、冬キャンプでも使えますよね?

シアトル出身のブランドなので防寒でいったら全然大丈夫だと思います(笑)。当たり前ですが、日本より全然寒いところで作っているアイテムなので。クレセントは元々寝袋メーカーとして生まれてるんです。寝袋は氷点下のところで死なないため、命を守るためのものですから、そういう意味でも防寒性はバッチリ。キャンプはもちろん、北海道でも全然いけます。

ー確かにそう言われると説得力あります(笑)。

ただ、完全に防水ってわけではないのでそこは注意してください。64クロスも今ではだいぶクラシックな生地ですからね。多少水や雨を弾くくらいに思っておいた方が良いかな。でも入ってる綿はすごいですよ。フェザーが混じっていないダウン100%で、裏から見るとパンパンに詰まってます。フィルパワー(羽毛のかさ高性を示す単位)が高く、復元力がすごい。


ーおお、本当に裏はパンパンですね! ちなみにクレセントは今でもアメリカで作ってるんですよね?

創業から50年近くたった今でもアメリカ製です。創業から変わらずアメリカ製ってところが価値があると思うんですよね。あと、クレセントって面白いブランドでカスタムできるんですよ。基本の形があって、そこから表と裏の生地、色などを選べて、細かい仕様の変更もできる。でも、今うちにあるクラシコパーカーは普通のインラインで特にいじってないままのやつですけど(笑)。

ーシルエットも昔から変わってないんですか?それともマイナーアップデートしているとか。

変わってないです。

ー潔いですね(笑)。

でしょう?(笑)。だから、いわゆる日本モデルみたいなのもないんです。サイズはXS〜Lまであるんですけど、Sはちょっと小さいけどMになったらデカすぎるみたいなことも多かったりします。例えば僕だったらベストはSで良いけど、ジャケットのSになったらちょっと大きいとか。モデルによって多少差があるんですよね。


ーお店で試着しないと難しい…。インラインの生地は64クロスですか?

表地は64クロスで、裏にはストリークフリーという発色が良く滑りの良いナイロンを使ってます。うちでは4色取り扱っていて、ブラック、ネイビーは1トーンなんですけど、グリーンとオレンジはバイカラー。いわゆる70年代のアウトドアスタイルですよね。他のブランドと差をつけるならバイカラーかな。

ーレトロなアウトドアスタイルが好きなら絶対バイカラーですね。タウンユースで着るときのコーディネートはどうすればいいでしょう? Tシャツ一枚でもいけそうですが。

ロンTの上からでもいけますが、脱いだときに格好悪いのであんまりおすすめはしないですね。そこまで分厚いインナーは着ないでもいいけど、薄手のニットやスウェットとかは着た方が良いと思います。

ダウンジャケット(クレセントダウンワークス)、ニット(ハーレーオブスコットランド)、デニム(リゾルト)、シューズ(ブランドストーン)/ 全てZABOU TOKYO


ー大井さんならどんな感じで合わせます?

例えば、キャンプに行くときもインナーにメリノウールのセーターなどを着ると思いますが、タウンユースなら同じメリノでもハイゲージのものにする、とかですかね。僕の場合はアウトドアやスポーツカジュアル感を抑えたいので、スウェットよりシェットランドのセーターを着ます。スタイル的にはすごくクラシックですけどね。

ーダウンのボリュームがあるのでボトムスの合わせ方も気になります。

いわゆるアメカジテイストで、すっきりさせたかったらテーパードのシルエットを。クラシック好きならストレートを。お好みや気分に応じて楽しんでください。

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Info
ZABOU TOKYO
住所:東京都渋谷区神南1丁目5番2号 川村ビル 2F
TEL:03-3461-7773
営業時間:12:00-19:00

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